テ・アラロア
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Te Araroa
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テ・アラロア
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Te Araroa
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まだブログを全部書き終えていないのですが、今年も後半に差し掛かってきたのでテアラロアの準備を始めている方も多いかと思い、わしがトレイルに持っていったものを先に紹介してしまおうと思います。参考になればいいかと思います。 まず、ニュージーランドの気候をなめてはならぬ。 テアラロアの最高地点は1925メートル。ですが、ニュージーランドのほとんどの山は1000メートルを超えると高山になって気候がめちゃくちゃになるのだ。風はほんとに気を付けよう。タラルア山脈では時速100kmの風はふつうであります。 川はまじで一気に増水するので気を付けて。 それと、道がないときのほうが多い。草原とか、川とか、土砂崩れとか、もうよくかわんねえとこばっか歩かされます。迷うのはあたりまえであります。 ハット(山小屋)に泊まるためには、年間パスか半年パスを買いなさい。 半年パスは約90ドルで年間パスは120ドル。YHAのメンバーシップを25ドルぐらいで購入すれば、年間パスが20ドルほど安くなります。1年間ニュージーランドに留まる予定ならこれを買いましょう。YHAも宿泊費が10%引きになるので、トレイルでもとても役に立つぜよ。 ヒッチハイクは恐れるべからず。 車が止まりやすそうな場所を選ぶことが一番大切。わしは陽が暮れる一時間前からはヒッチしないと決めています。安全のために。あと貴重品は絶対に体から離さない。ザックは必ず後部座席やブースに放り込まれるからな。 PLB(パーソナル・ロケーター・ビーコン)は持つべし。 なにかあったときにボタンを押せば、ヘリコプターが飛んできて命を救ってくれます。PLBは結構値段がするけど、命がかかってるので投資の価値は十分にあります。テアラロアのフェイスブックページでは、中古品が売り買いされてて新品よりは安く買えることが多い。レンタルしてるところもあるみたい。これは世界のどこでも使えるので、山好き、海好き(もともと海上の船の遭難用に作られたもの)、自然好きならひとつ持ってると便利なのだ。 一番最後に「あればよかったもの」「なくてよかったもの」書いてあるんでそちらもお見逃しなく。 さて、ようやく本題に入ろうと思います! (青色で編集された部分は2018/2019年のテアラロアでアップデートしたものです。) これがすべてです!重さは怖くて測らず仕舞い。 クッキング クッキングポット お湯を沸かすためにしか使わなかったから、ジェットボイルのほうが軽くてガスの消費量も少なくて良かったかもしれない。もし、料理をするならジェットボイルは底が一瞬で漕げるのでお勧めしないぞ。 ガスアダプター(イワタニプリムス 153ウルトラバーナー) めちゃくちゃ良。お誕生日プレゼントとして頂いたものだけども、ほんとうに素晴らしいものをくれたよ。SOTOのウィンドマスターはもっと軽量で風に最強らしい。 その後、空港で荷物検査時に引っ掛かり没収された。 いまはSOTOウィンドマスター使用。 ガス缶 毎日朝と夜に500mLの水を沸騰させて、250mLぐらいの大きさのガスが2週間持った。 マグカップ(ハットで拾った) 盗んだんじゃない、拾ったのだ。飯はこれで食う。クッキングポットでも食べられるのだけど、お湯沸し用と食べる用を分けると洗うのがめんどくさくない。特にポットは使った後放置してたら熱で乾いてくれて、その中にガス缶とガスアダプターを収納できる。 お箸とスプーン 日本から送ってもらった手作りの木製のん。舌触りが大好き。お箸使ってたら、結構みんなに「可愛い~~!」って褒めてもらえるぞ。まじ。 キャメルバック(3L)と800mL水筒 水筒はキャメルバックが枯渇して川から水を汲むときに、持ってきてよかった~!って思った。あとは料理するときとかも。 ナイフ、ライター でっかいナイフはいらないよ。小型でいいよ。でっかいのあとあと「なんでじぶんこんなんもってきた~ん」ってなるから。 衣類 <着用> 靴下 モンベルのサポーテックソックス(赤)がメイン。乾きも早く色もいい。赤好き。これ一足で3か月もった。最後はかかとに巨大な穴が開いてしまったけど、それでもまだ履けた。いや、履けるのレベルが違うか。(笑) アップデート:アイスブレーカー(中薄手のソックス)のみ 日よけのフェイスマスク こう見えて、日差しにとことん弱いので必需。まじでニュージーランドの紫外線はなめたらあっか~ん~。日焼け止めも使おう。 タイツ モンベルの中厚手のサポーテックタイツだけで3か月間。くっそ暑かった!でもサポート力はすごい。履き始めた初日、倒木乗り越えたときにお股ひっかけて、穴開いてからのスタート。最後は穴というか、そういうもの?ってかんじ。脛にも穴が開いて、もはやファッション。お股のは最後まで恥ずかしくて隠しながら頑張った。 アップデート:モンベル サポーテックライトタイツ(同じように着用数日で穴が開きました) ジムショーツ なんかアディダスの安かったやつ一着。 キャップ(ベージュ) 北海道でライジングサンロックフェスのために買ったやつ。汗と皮脂でどろどろなり。黒とか色の濃い奴はやめたほうがええ。汗が余計目立つ。 アップデート:ゆうて2018/19でグレーのキャップ被ったやつ サングラス クイーンズタウンで急遽購入。目が空前絶後のサンシャインで潰れかけたから。ポラライズはすごいテクノロジーやね。サングラスまじ必要。 シャツ ニュージーランドのブランド、カトマンズのグレーのやつ、活動用。 化繊はあかんわ。一瞬で腐敗する。まじくっせえ。メリノのシャツ買うべし。ちょっと高いけど、無敵。 アップデート:カトマンズ メリノウールの長袖シャツ(穴ぼこになって最終的に崩れ落ちていった。カトマンズはやめたほうがいいとあれほど言ったのに) 靴(Salomon X Ultra Prime Women's) ニュージーランド国内でも買えます。はっきり言って、ウォータープルーフの靴はテアラロアとは相性が最悪です。川と泥がほんとうに多いので、防水だと入った水が靴の中から出てくれず、足が大変なことになります。絶対どうあがいても二日に一回は足が濡れるので、防水よりも速乾にフォーカスしましょう。ワシはモンベルのハイキングブーツとSalomonのトレイルランナーを持っているけど、最終的にはSalomon一択。いまも登山はトレイルランナーのほうが好きです。軽くて動きやすい。ブーツはオフトラックや雪のときしか履かなくなった。 アップデート:La Sportiva Bushido I(Salomonのあの靴は崩れ落ちました) <持ち歩き> レインジャケット(14歳のときに買ってもらったモンベルの赤いジャケット) 8年も着ました。大好きなんですけども、もう寿命で防水加工が南無阿弥陀仏。 アップデート:モンベル トレントフライヤー フリース(カトマンズの水色と黄色のやつ) 色がすき。ニュージーランドで買いました。 アップデート:モンベル スペリオダウンジャケット 靴下 マックパックのメリノウールソックス(グレー)はサブ。のつもりで持ち歩いてたけど結局一回も履かなかった!写真には写ってないです。 もこもこ靴下(藍)は寝るとき用。これは絶対必要よ、みなさん。 アップデート:厚手の靴下一足(非活動用) 手袋 マックパックの黒い奴は毎日着用。紫外線がやばくて、着用しなかったら皮膚がただれた。それと四つ足で歩かないといけないときがあるので、手袋はほんとうに持って行ってよかった。 もこもこのグレーのは中国のおとんのお土産。防寒。←いらん タオル 手ぬぐいは一瞬で乾くし可愛いから好き。←一枚でいい 速乾系のタオルは臭くなるんでやめたほうがいい。←いらん シャツ モンベルのグレーのやつ、寝巻き用。 ニット帽 同居人エマが大学の帰り道に拾って「ワコにええもんやるわ」ってくれたから、一応ギフト。 ネックウォーマー 寝るとき用のタイツ テロテロの長ズボン 下着の代え 寝具 マットレス はじめは900グラムもする空気入るいいやつ使ってたけど、空気抜けるようになってから、フォーム系の100グラムぐらいのをさらに短くちょん切って使い始めた。寝心地は、石が背中に存在感を伝えてくれるレベル。 テント(モンベル X-Trekマイティドーム一型) モンベルの一番高いテント、シングルウォールで軽量。風にも強い。一回キャンプサイトで土砂降りになったとき、無意識に手でぺちゃぺちゃしながら水上で寝てたのはびっくりした。シングルウォールは大雨に弱し。ステラリッジのほうがよかったかも。 グランドシート(モンベル クロノスドーム一型) 注文ミスって専用のグランドシートを購入するのを忘れて、持ってたもので代用。けど、サイズが合わずダメ。 アップデート:マイティドーム一型用のシート 寝袋(モンベル ダウンハガー800#3Women's) 一回もチャック締める必要がなかった。この夏は暑すぎた。 ライナー(カトマンズ シルクライナー) ライナーはすべすべしてて気持ちいいし、ライナーが寝袋に皮脂を付くのを防いでくれて、寝袋にも優しい。一回変な夢見てハットで壁蹴飛ばしたときに、ライナーに大穴が開いてしまったけれど。 衛生系 髪の櫛 人は昔、毎日風呂なんぞ入らんかった。トレイル上でもそうだ。櫛はええぞ~。 リップクリーム UV入り買って頻繁に塗らんとタラコ唇になる。 歯ブラシ 柄は半分に切る フロス 歯磨き粉 自然素材のものを使ってくれやす。ぺ!ってするとき土にするじゃろ?そういうところもよーく考えような。 石鹸 下界に降りたときどっかに泊るじゃろ?シャワー浴びたいじゃろ?だがなぁ、 ハンドサニタイにシャンプーとか置いてないんだなぁ。だから石鹸一つあったら便利だぞ~。 ハンドサニタイザー(消毒)←いらん ムーンカップ 別名、月経カップ。これに勝てる生理用品をワシは知らない。まさか、生理用ナプキンで行こうとは思っとらんじゃろうな?持ち運びに防水管理大変だぞ?ムーンカップ最強なんで、ぜひチェックしてみてください。 薬系 水を浄化するタブレット めっちゃ使った。アメリカ人ハイカーがジャーディアっていう動物の糞から川に流れるバクテリアに犯されて病院送りになったのを聞いた。フィルター使ってるハイカーも多くいた。 酔い止め 目的は眠気促進。いびきとかで眠れない夜に使う。 痛み止め(パナドール、アイビュピューロフィン) サンドフライ除け(Bushman) これは持ってないと絶対気が狂う!普通の虫よけが効かんことが多い。だからニュージーランドに着いたらまずBushmanを探せ。ドラッグストアとかアウトドア用品店に行って、「サンフライ、ブッシュマン」って言えばわかってくれるはず。ブッシュマンがなくてもほかのものを教えてくれるはず。強度は強いものを選べ。 ファーストエイド系 バンドエード なんかよくスポーツ選手が膝とかに巻いてるテープ←いらん 靴ずれ用のバンドエード(緑の箱、写真下の右辺り) これはBlisterに百票。川の多いテアラロアでは普通のやつは一瞬で死ぬ。スポーツテープも溶けた。けどBlisterは4日もった。5枚入ってて15ドル、つまり一枚3ドル(300円)とかするけど、信頼は厚い。 エマージェンシーブランケット(銀色) 説明書には使い切りと書いてますが、何回も繰り返し使えます。畳むのかなりめんどくさいけど、この5ドルのアルミのブランケット一枚あればあなたの寝袋は2段階グレードアップします。ワシは氷点下15度の中、こいつとリミット‐1度の寝袋で生き抜きました。ブランケットは寝袋の中に敷くこと、そうじゃないと結露で寝袋がびちゃびちゃになりんす。(経験済み) その他 ペン ヒッチハイクのボードを書くための太いペンと、日記用のペン ノート(日記) 地図 ワシは紙媒体に頼りました。理由はGuthook(いわばグーグルマップみたいにナビゲーションしてくれるトレイル専用アプリ)が高いし、これに手を出すと負けのような気がしてならなかったから。でもあれば人生が楽になる。水場も標高差もよくわかる。だが、それでいいのか?苦難こそともに歩くべきものではないのか?お金があったら即買いしてましたけどね。 コンパス 携帯電話(iPhone SE) アプリで一番重宝したのはMap Toasterというもの。ニュージーランドの全体図で、オフラインでGPSが使えるし、オンにしておけばトラッキングもしてくれる。なんと、タダ。でもそんなに大きく拡大できない。 洗濯ばさみ ヘッドライト 電池(予備も必ず) ポータブルチャージャー(パワーバンク) 携帯電話の充電器 一眼レフカメラと予備の電池パックと充電器←予備電池いらん お前が一番重かった! トイレットペーパー 町に降りて忘れてはいけないこと第一位は、トイレットペーパーを宿泊先のトイレから頂戴すること。 お金とパスポート PLB ハットのパス 以上です!! これと食料(マックス8日分)が全部モンベルのチャチャパック40Lに入りました。パッキングの天才になりました。質問があれば遠慮なく聞いてくださいな。 あと、雨と渉渡に備えて防水のパックライナーはあったほうがいいです!とくに寝袋と衣類と食料は絶対浸水から守りたい! 今年は北島を歩きます。ノースバウンドでウェリントンから北端のケイプレインガを目指します。これをよんでくれているひとに会うことはあるのかな? では、ハッピートレイル!(楽しいトレイルの旅を!) あればよかったなと今になって思うもの トレッキングポール なくても全然生きていけるけど、ハットの中で履けるサンダル いらないなと今になって思うもの 髪の毛 セミロングの髪の毛をヘアドネーションのために切り落とした瞬間、頭が羽が生えたかのように軽くなったのです。えらいこっちゃ!と重さを測ってみたところ、135グラム。約2食分の重さ。無駄なものを毎日毎日せっせと運んでたなぁと今になって思います。
4 Comments
上野大輝
17/9/2020 02:13:46 pm
とても参考になりました!自分も来年の10月頃からテアラロア考えています!もしよろしければいろいろ教えてもらってもいいですか?
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Wako
17/9/2020 03:51:04 pm
こんにちは!
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Yumi Schröder
19/1/2021 10:34:59 am
わこさん、はじめまして。
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Wako
19/1/2021 08:26:41 pm
はじめまして!全然更新していないのですが、訪問ありがとうございます。インスタは@2003ub303です。
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