今月は写真にまつわるイベントがたくさんあった。
まずは写真部の展示会があって、アルパインクラブの写真コンプがあって、市内の登山会を合わせた写真コンプがまたあって、二回ポートレイトの撮影に駆り出された。 自分のスタイルはミニマリストと呼ばれるものらしく、空間を利用してあまり対象物を組み込まない撮り方を好んでやっている。たぶん、一般的にはインパクトはなく大衆に好まれるスタイルではないと思う。わしは引き目に撮った、客観的な写真にいつも惹かれるし、少しさみしくて淡いけど、動きのあるものが好き。少しさみしいってのはいつも大切にしてること。 だけど、コンプでは順位もつかなかった。審査員と一般客の投票で選ばれたのは、ダイナミックさと遠近のドラマチックな演出を持ち合わせた作品たちだった。それはまるでモデルのような、いわばインスタグラムでよく見かけるような写真。インターネットでよく見かけるスタイルということだけあってやっぱり万人ウケである。残念ながら、わしにはそういう写真の魅力がわからず「つまらない」と感じる。正直、悲しさもある。だってほんとうにわからないのだから。理解ができない、のほうが近いかもしれない。 写真を撮り始めて約三年が経つ。まだまだ未熟だし、知らないことも多い。スタイルもコロコロ変わったしまだ模索中でもある。でも、なんとなくわかってきた気もする。いつかみんなが「素敵」と思う写真の魅力がわかればいいな。良い評価をされる写真を撮れることはないかもしれない。だけど、いつまでも自分の写真を好きでいたい。もうほかの作品と比べられるようなイベントには出展しない。その奥にある想いと情景が数字を付けらることで変わってしまうし、わしの心が痛いし、写真がほんとうに可哀想。芸術ってなんだろうね。 最後にこの一年で撮ったものを載せて、比べっこの大会は終わりにしようと思う。写真たちよ〜、振り回してごめんよ。
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今シーズンもわしはひとり山を越え、川を渡り、道路を無心に歩き、8時には寝る原始的な生活を送る予定なのですが、再・テアラロアってわけですが、前に応募していましたモンベルのチャレンジ支援プログラムの結果報告が届きまして、ようやくメールを開封しました。
モンベルさん、ほんとうにいつも支援ありがとうございます。というわけで、今回も支援いただけることになりました。また日本の母にいろいろ助けてもらわなくてはいけないのですが、とりあえずとてもうれしいです。 じつは最近結構怠けていて、自分に厳しくない生活が続いていたのもあって、根拠のないスピリチュアルな理由で今回はダメだろうなあと考えていました。結果を知るのが怖くて、しばらくしてから友達と一緒にいてもらいながら開封しました。ドキドキでした。落胆する覚悟もしていました。 旅も近づいてきていることだし、モチベーションも保ちつつちょっとしっかりやっていこうと思います!では、また~。 えー、一番好きなバンドマンはcinema staffのリードギターを弾いてる辻さんです。いまは長髪ですが、短髪ですっきりしていた頃が良いです。
<完> こんにちは。最近ツイッターでもフェイスブックでも話して生理用品の話をここでもやっていこうと思います。 いま日本で主流の生理用品がなにかわからないのですが、欧米(ニュージーランドも含ませてください)では大きく四つの生理用品を選ぶことができます。四つとも試してみたワシに選ばれたのは、綾鷹…じゃなくて月経カップ(ムーンカップ)でした。 ①みんなが通過するパッド ここでいう「パッド」とは、おパンツに貼る生理用ナプキンのことです。日本にいたときはワシはこの種類しか使ったことがありませんでした。「はだおもい」とか「ソフィー」とかね。あれ結構高いですよね。はい、次に行きましょう。 ②まずは抵抗のタンポン わかりますよ。ワシも「え、膣に入れるんかい!痛くないんかい!ワシにはムリ」って思っていました。タンポンは特別なときだけ使うものだとも。例えば温泉旅行に来たのに生理になってしまったとか、海で遊びたいのに生理中だとか、まあ水系ですね。しかしここニュージーランドではタンポンが一番主流です。高校生とかでも結構タンポン使ってるんじゃないかなと思います。大学生にもなるとほとんどの子がタンポンを使っています。正直言って、パッドはクセが強いです。タンポンに変えてみなさい?もう戻れません。始めは奥まで入れなくていけないことを知らなくて、中途半端が位置ですごく痛かった記憶があります。でもちゃんと正しい使い方を学べば、ずれない、漏れない、ごろごろしない、最高です。棒が付いてて手が汚れにくく初めてでも挿入しやすいタンポンもあります。 ③それこそ痛いのではないか説の月経カップ ニュージーランドでは「ムーンカップ」とも呼ばれているこの「カップ」ですが、いったいなにかと言いますと、ふにゃふにゃのシリコンでできたカップを膣に装着して血液を貯めるという発明品です。始めはもちろんすっごい抵抗ありました。それでもこのカップにチャレンジするのはメリットが多いからでした。まず、このカップは衛生的に最長8時間ぶっ通しで装着していられます。二つ目のメリット、ひとつあれば何年も使えるのでコスパが格別に良い。次、ゴミにならない。最後に、付けてることもわからないぐらい自然な感覚。ワシはこのムーンカップを同居人に触発されて使い始めて一年半が経ちます。たまにパッドと並行して使ったりしますが、いまのところいい感想しかないです。確かに洗うのは面倒だけども、ナプキンが底を切らして走って買いに行かなきゃならない、友達に借りなきゃならないとかもそういえばなくなったなあと思います。日本ではひとつ約5千円もするみたいですが、それひとつでどこにでも行けます。水にも強い、運動にも強い(登山が大好きなワシですがタンポンは長時間歩いてるとずれ落ちてきて痛い思いを何度もしました)、寝相の悪さにも強い、もうただの最強です。 ④新・生理プルーフパンツ! 最近よく宣伝されているKinxやThinxというアメリカ発祥の下着ブランドですが、気になったのでKinxから二枚購入してみました。この新しい発想の生理用品は、おパンツの股の部分に吸水性のあるパッドが収納されていて、そのおパンツのうえに垂れ流すというかんじです。パッドと似たような、だけどパッドが生地になってるってかんじです。使ったみたところ、驚いたことに漏れなかった。しかーし、洗うのが面倒でたまらんかった。洗っても洗っても血が出てくる。これは水がもったいない。しかも、渇きが遅いのなんの。おパンツが腐っちまうぜ。あと、トイレに行って変えずにもう一度履くと、気持ち悪いのなんの。濡れてて冷たくて履いた瞬間、ピト……。ってかんじです。ちょっと残念でした。あと、一枚三千円ぐらいするし高い。劣化も早いって友達から聞きました。職場や学校では替えをいくつか持って行かなきゃならないだろうから、安くはすまないですよね。でもムーンカップと並行して使うパッドの代わりとしては優秀かも。これでゴミフリーの生活へ一歩近付いた! 結論 月経カップ(ムーンカップ)の優勝。 日本ではまだあまり普及されていないかもしれないのですが、ぜひ山属性や水属性のアウトドアの民に使ってもらいたいです。節約志向、エコ志向、健康志向のみなさまもお試しあれ。正しい使い方は購入時に付いてくる説明書や、ネットで検索しても出てくるので、間違った使い方をして嫌いになる前によく読んでチャレンジしてみてください。 以上! There is a fire lighting since 1964 in Hiroshima where the atomic bomb was thrown to end Second World War. This whole architecture was constructed to mourn all the tragedies and the deaths of the wars and the fire will keep burning until realisation of permanent lasting peace and renunciation of nuclear. The reason why I am talking about this is that Abe Administration has been moving towards reshaping into the armed country. Changing the Constitution of Japan is the essential event they have to go through to make the desire come true as it strongly claims renunciation of war. It of course stands upon the people and promise to protect the people in priority from any threat, oppression or power. This honesty and loyalty cannot be valued more. It is simple but so strong. No lie. That's why our Prime Minister Abe doesn't like it. We have been already indirectly participated in the kill that is taken place by American Military in the name of 'justice'. It is true that we have financially supported them and transported weapons in the field as 'logistical support'. I never willed to get them use my tax to make bombs. I do not want to kill anymore people no matter if it's directly or indirectly. Let me share the introduction and Article 9 of the Constitution of Japan. The pure words representative of our peaceful wish should not be taken away from us, it's ours not the greedy politician's. "We, the Japanese people, acting through our duly elected representatives in the National Diet, determined that we shall secure for ourselves and our posterity the fruits of peaceful cooperation with all nations and the blessings of liberty throughout this land, and resolved that never again shall we be visited with the horrors of war through the action of government, do proclaim that sovereign power resides with the people and do firmly establish this Constitution. Government is a sacred trust of the people, the authority for which is derived from the people, the powers of which are exercised by the representatives of the people, and the benefits of which are enjoyed by the people. This is a universal principle of mankind upon which this Constitution is founded. We reject and revoke all constitutions, laws, ordinances, and rescripts in conflict herewith.We, the Japanese people, desire peace for all time and are deeply conscious of the high ideals controlling human relationship, and we have determined to preserve our security and existence, trusting in the justice and faith of the peace-loving peoples of the world. We desire to occupy an honored place in an international society striving for the preservation of peace, and the banishment of tyranny and slavery, oppression and intolerance for all time from the earth. We recognize that all peoples of the world have the right to live in peace, free from fear and want. We believe that no nation is responsible to itself alone, but that laws of political morality are universal; and that obedience to such laws is incumbent upon all nations who would sustain their own sovereignty and justify their sovereign relationship with other nations. We, the Japanese people, pledge our national honor to accomplish these high ideals and purposes with all our resources. ...... CHAPTER II RENUNCIATION OF WAR Article 9. Aspiring sincerely to an international peace based on justice and order, the Japanese people forever renounce war as a sovereign right of the nation and the threat or use of force as means of settling international disputes. In order to accomplish the aim of the preceding paragraph, land, sea, and air forces, as well as other war potential, will never be maintained. The right of belligerency of the state will not be recognized. " Peace, Wako テアラロア終わってから全然歩かなくなりました。いつも大学まで片道4キロを往復で一日一回は歩いていたけれど、最近それもしなくなって自転車でかっとばすサイクリストに成り下がりました。
昨日久しぶりに往復半歩いてて、突然に「今年はテアラロアの北島をNOBO(ノースバウンドの略、北に歩く人)で歩こう」と決めました。終わってからも毎日テアラロアのことを考えています。もう脳みそがダメになりました。 ここでしっかり言ったことあったかわからないんですが、テアラロアやりたいけどどうしたらいいかわからないとか何を持っていけばいいかわからないとか不安とか相談とかあれば、ワシでよければお答えしますのでお気楽にメールやらコンタクトやらなんでも送ってください!ほんとに気楽に相談してくださいな! ワシも始める前はテアラロアのことを知ってるひと(友達の友達、大学の山好きの教授、ツイッターの検索でヒットした全く知らない人)に思いつく限りの質問をしました。うっとうしいぐらいの勢いだったのですが、みなさんできる限りのことをしてくださってトレイルの準備ができたのです。 バックパッキングやロングトレイル、旅などというものは、親切さをひとから受け取ったときはあなたはその方に借りを作ったのではなくて、次はあなたがほかの誰かが困っているときにあのとき受け取った親切さを受け渡していくという大きなサイクルなのです。もしあなたが誰からも親切さを受け取ったことがなくても、あなたから始まる愛がもしかしたら一年後は地球の反対側で生きているかもしれません。見えない行先だけれどもサイクルはごにょごにょの円を書いて、いつか自分に帰ってくるかもしれません。素敵でしょ? ということで、わしも受け取った親切さを次に受け渡したいのでいつでもなんでも待ってます!
頭のなかがごちゃごちゃする。
無くし物は絶えない。生傷も絶えない。朝も起きれない。なにがなんだかよくわからない。そんな日々。 山には行けていない。なんだかしんどいのです。 毎回、学期の始まりから一か月経つと突然メンタルブレイクダウンに襲われる。今回は7回目の新学期だから、なんとなくわかってきた。もうそろそろはやつはやってくる。どうやって乗り越えようかな。うまくいかないと一年間ずっと引きずるんだな。 なにもしたくない、そんなかんじです。うまく笑顔も作れなくなった。ごはんもおいしくなくなった。他人からの承認欲求が増した。顔がぴくぴくするようになった。 犬飼いたい。寂しい。めちゃくちゃ寂しい。 今朝起こったことが追い打ちになったと思う。 ほんとに腹立たしくって会う人会う人に話してる。だからここにも書かないと気が済まない。 まず、週末に買った野菜が悪くなってきてたから急いで料理しなきゃと今朝目が覚めた瞬間に頭をよぎった。キッチンに立つと、料理台は誰かの出しっぱなしのもので溢れていた。このヤローと思って全部片づけた。フライパンにも料理したままの食べ物が入ってたからそれをタッパーに移してフライパンを洗ってついでにほかの置きっぱなしの食器も洗って、ようやく自分の料理を作り始めた。 ふと流しの横を見ると、使い終わったトマト缶が。使い終わったら捨てろよなと思いながら、缶を外のリサイクルのゴミ箱に持っていこうとした。 事故ってほんと一瞬だなぁ。床に落ちてたトマトの断片に気付かないまま足を置いた瞬間、ずてーん。おしりと手が痛いし、それよりも最悪な気分だし。誰も起きてこないし。すごい音したのに誰も出てこないし。まだ寝てるのかな。なんて思いながら、缶を持ってる右手を見た。なんということだ。めっちゃ血だらけじゃないですか。ぼたぼたと血が滴り落ちてるし。やっべーってなって切れてる部分を直接止血しようと左手で押さえたら、なんかトマトの切れ端がそこから出てきて、まじでトマト落としたのに拾わなかったやつ許さねえって思いながらそれをペッて引っ張たら感触的に自分の指の肉片だったし。トマトちゃうんかい。なんで感触でわかるねんって?大学の実験で解剖何回もしてるから。 それでとりあえず火止めて、自分の部屋に走っていって山の救急用具取り出して自分で処置して、なんか絶望的な気分でさ。 とりあえず起こったことをシェアハウスのグループチャットに投げた。秒で返信がきた。みんな起きてるんかよ。「Oh no… Are you okay?」とかタイプしてるのに部屋から出て気もしない。やってらんねえ。出しっぱなし、置きっぱなし、キッチンの汚さへの謝罪もない。しまいには的外れな解決策を提示し出す、「定期的にモップかけようね!」と。は?落としたものは拾えってだけなんだけど。 ドタバタしてるうちにもう家を出なきゃいけない時間すぎてるし。雨降ってるし。 大学に着いて実験室に入ったら知らない人ばっかだし。時間割間違えて把握してることに気付いたし、もう一個の行かなきゃならん実験の用具なんにも持ってきてないし。ああ、消えたい。 ピコンって通知。見たらトマトの犯人がグループチャットに反応したらしい。開いてみると、眉毛八の字にして顔半分青くしてなんか汗一個出てる顔文字あるやん、あれひとつ、それだけ。まじで?お前の神経疑うわってなりました。 金曜からクライミングとかインストラクターになる講習に一週間以上行く予定なのに、もしこのケガのせいでキャンセルしなきゃならなくなったらほんとうに恨む。一生許せないと思う。心狭くて悪かったな。ぶん殴りてー。 という一日でした。 学校のクリニックに行って奇跡的に今日の午後に看護師さんに患部を見てもらうことができたんだけれども、問題はないみたいでクライミングもしていいよって言ってくれました。ほんとよかった…。診てもらう前はパニックとショックで図書館でひとり泣いてたんだぞ! とにかく、あんまりいいかんじの日常じゃないってことだけです。 最近のお気に入りの一曲。 Gregory and the HawkってアーティストのOats We Sowです。 好きなフレーズは "It's bad to do what easy just coz it's easy.(楽なことをするのは良くない、だって単に楽なんだもん。)" 夏のおわりにて最近思うことがあって。
たくさん考えて唸ってしまう。 それは、じぶんの価値が失われていってるような気がして、本能的にどうしても保っていたいと頑張っているからなのだろう。 最近バイトを始めました。 いままで外の世界と関わるのは、山の中で出会ったひとやヒッチハイクで拾ってもらったり、旅人をうちに泊めたり、友達の友達を通してでした。 それは、いつもとても居心地の良い空間で、それが当たり前になっていました。 でもバイトを始めてからほんとうの社会を見た気がして、たくさん考えて唸ってしまう。 バイト先の先輩が尋ねてきました。「どうしてワコは化粧をしないの?ほかのみんなはしているのに。」 このほんとうの社会では、ひとはだれかとだれかを良く比べます。だから私はここではなんとなく灰色の灰、風が吹けば塵になってしまうような、消えてもなにも起こらないような、そんな存在になった気がするのです。化粧もしない、髪も気にしない、ファッションより機能性、みんなと比べるとどうしようも助けようのない存在。 私にとってバイト先はほんとうの社会と私の世界を繋ぐ吊り橋。 少ししんどいけど、こういうのって社会勉強っていうんだっけ。 私もあなたも彼も彼女も、なにを大切にしたいか、なにに価値を見出すか違う。それぞれの根本にある価値観はどこで手に入れたものなのだろう。 ネットや雑誌、広告、ほんとうの社会で目にするモデルや飛び交う言葉。気付かないうちに脳に染み着いて離れない。それで私は思い始める、「痩せたいな、もうちょっと目が大きければな、白くなる努力をしよう、そうだ化粧をしよう」と。 久しぶりの化粧。なにをするかは覚えていました。時間もかかりませんでした。鏡に写るじぶんの顔。私は泣いていました。じぶんが壊された気がして。ほんとうの社会からちょっとお暇して、少しずつ育てて大切にしてきたはずのじぶんだけの価値観が一瞬にして散ってしまった気がして。たった10円玉サイズのリキッドファンデーションを塗った、それだけで。 それから、またたくさん考えて唸る日々が続いています。私は22歳。もう22歳。これからどうやって生きていこうか。 |
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September 2018
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