はい、また行ってきました。タラルア山脈。 前回のタラルアピークスループ以来です。山脈なんで広いですが、行ったところは同じところ。どんだけ好きやねんってはなしですよね。
これがマッセー大学アルパインクラブ、いわゆる山岳部、今学期最後の山旅となります。わたしは今学期で卒業なのでこれにてみんなとはお別れです。 まあまあいつも通りですよ、今回も楽しくハッピーエンドってわけではなかったので、最後まで読んでってくださいな。 朝八時半出発のはずがドライバーの寝坊にて遅れる。 一時間少し運転して、オタキフォークスから登山開始。駐車場に隣町の年配系登山会のシャトルが停まってたので、山小屋の寝床争いになりそうな予感。山小屋は基本速いもん勝ちなので、ここは若さ大切です。 一つ目の山小屋はフィールドハット。1930年代に建てられた珍しい二階建ての、タラルアで二番目に古い山小屋。ここに来るのはもう3回目。 昼食を取り、次の山小屋、カイムハットにゴー。 天気予報は稜線で風速約60キロ。うーん、とりあえず行けるところまで行こうかということに。女の子のひとりが喘息症状が出て、かなり歩みが遅れる。チームリーダーのアビー部長はその子と歩くから、わたしはほかのメンバーを引っ張っていくことに。風が強くなる恐れがあるためわたしは一刻も早く山小屋に到着したかったのですが、みんな写真好きなのね、ずっとパシャパシャやってました。 無事にカイムハットに到着。視界不良にてマウントヘクター登頂は翌朝に持ち越し。 山小屋にはすでに10名の登山客がいて、わたしたち10人と合わせてキャパマックスの20名ちょうどに。寝床略奪紛争は幸いにも起きずに済みました。 この日はアビー部長の誕生日だったので、わたしが担いてきたホールケーキでお祝い。重かったぜ。 翌朝まだ真っ暗なときにアビー部長に起こされ、「ヘクター行くよ(コソッ)」。半分寝てる状態で準備を始める。するとなぜか全員が起きて準備してる笑 暴風のなか立ち向かいました。 寒かった〜…けど、無事登頂。朝日は濃霧で拝めず。 山小屋に戻ると隣町の登山会のおじちゃんたちが「おぉ、帰ってきたか!どうやった?」と聞くので「太陽が西から上がってきました。見に行かないと損です!」と答えておきました。ガハハハハ。 下山は簡単。てってってっと走ればすぐそこ。 なんてわけにも行かず。 女の子が膝を痛めてしまい、わたしがザックを担ぐことに。この無言の緊張感、痛いよね、辛いよね、わかるけどわたしにはどうしようもないというストレス。こういうの何回目だっけなぁ…。なんか慣れてきた気がします。 駐車場に到着すると、涙をポロポロ落としながらごめんねと謝るんです。よく頑張ったね。 という週末でした。 帰ってから大学の課題に取っ掛かり、朝五時に就寝。七時に起きて学校へ。午後四時デッドラインぎりぎりに課題提出できました。ふぅ〜。ヒヤヒヤしたぜ! そういえば、ガードルストーンに一緒に行ったライアンが滑落して肋骨二本折ったそうです。しばらくクライミング友だちがいなくて寂しくなりますって、それよりもまじで死ななくて良かったです。息子も産まれてまだ一ヶ月なのに。ほんとにもう。
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天気予報がイマイチなので今回の山岳部の部活は日帰りに。
今年、ほとんどの活動リードしてる、 えらい。えらい。 朝6時半出発。 メンバーはフランス人の修士課程の学生、獣医学生、アメリカ人交換留学生、陸軍の兵隊、そしてわたし。 めちゃくちゃバラエティに長けるなぁ。 登山は楽しかったです。 稜線出てからはたぶん時速80キロぐらいの突風にさらされ、雨粒がまるで銃弾のように飛んできて、体はふわっと何度か浮きました。 これはだめだー! ピーク手前で撤退。 体感温度は-5度。手脚が痛かった。 帰りの途中で、洞窟に道草しにいきました。めっちゃ綺麗。暗くなるとここ光るんですよ。 ニュージーランドで有名な「グローワーム」です。 訳すと「光るイモムシ」。 一気に気持ち悪くなったでしょう。 天気予報は雨。でも友達がちょっくらカナダに帰る前にウェリントンからわしに会いに来てくれた。だから山に行こう、と。
チグハグなメンバーでの登山。私という23歳の日本人女子と、ウェスという年齢不詳カナダ人のドレッドヘアのヒッピー系(フリーター)男子と、トレバーというイギリス人の71歳の化学の大学教授の三人でニュージーランドの超ローカル山を行く。NHKの番組になりそうな感じ。 わたしたち三人に共通していることは、山が好きということだけ。 雨と知っていながら山に行く。 なんてかっこいいんだ。 今回、わし、新しいことに挑戦。 一泊二日の山小屋泊登山を16Ⅼのデイパックで行く! 行けた! 入った! サッと収納、パッと身動き、フワッと軽い、理想の登山スタイルですよね。 究極に究極を極めたウルトラライトにはまだまだ遠いですが、日々精進してきたいと思います。 帰りの日は川を渡り(あめちゃくちゃ寒かったです)、向かい側にある歴史的な山小屋(Syers Hut?)の見物に行きました。 ハンターたちが大昔に手作りしたらしいです。 見終えたあと、またあの凍える川を渡りました。雨だったので増水して、お尻まで浸かりました。足はなんか冷たいを越して痛かった…。 来週末は三度目のマウントタラナキ。ついに登頂なるか? |