三週連続のトンガリロ国立公園。今回もマウントルアペフに登ってきました。
本峰のタフランギにアプローチするのは初めて。 北島の最高峰ですよ。 ニュージーランドの高山はほぼ全部バリエーションルートなので、地図と実際の地形を確認して、氷河にぶち当たらないように登りました。 マウントルアペフは活火山なので最初から最後までがれ場。 スカイラインリッジ(Skyline Ridge)ルートで登頂。 チュロアスキー場の駐車場から頂上まで2時間40分。 標高差は約1200メートル(1600→2797)。 かなり高いところ怖いんですが、今回も結構ビビりながら登りました。 わたしがマウンテニアリングやロッククライミングすることを知ってる友だちが「今日一番面白い」って爆笑してました。いい友達を持ちました。
0 Comments
2019年3月9日
Mt Ruapehu Girdle Stone Summit やったー!!!!!! 登山を始めて約三年…、 マウンテニアリングを始めて約二年…、 厳冬期マウントタラナキ登頂断念(x2) 厳冬期マウントルアペフ(タフランギ峰)登頂断念(x3) 夏季マウントナラフイ登頂断念 そして…ついに…… 2658メートル マウントルアペフ(ガードルストーン峰)登頂しました!!!!!! ああああああ!!! いまになって嬉しさがこみあげてきます!!! いままでの失敗から学んだものすべて生かしきった感がとてもする!!! 最初から最後までリラックスしながらフォーカスしてたし、ペース配分も間違えなかった。 天気は最高で、パートナーのサポートもほんとうに心強かった。 山行は、金曜の講義と実験を全て終えて3時ごろに出発。 今回のパートナーはライアン。若干35歳、脳外科・放射線治療医、イケメン、背が高い、マウンテニアリング歴15年のベテラン。 そうですよ、こんな漫画みたいなひとが地球上に存在するんですよ。 ドライブのお供はトリュフの香りがするポテチ!リッチかよ!でもめちゃくちゃうまいんだ! ボーカルが変わる前のピンクフロイドを聴きながら、宗教についてボロクソディスる。なんてヤツだ。 今夜の天気予報は大雨に雷。土曜の朝にはよくなってるはず。 氷河手前までハイクインしてテントを張るつもりだったけど、駐車場で車中泊に決定。 くだらない話をしながらご飯を食べ、就寝。 その夜ライアンはあまり眠れなかったらしい。私はまぁまぁ眠れました。 ギアを整えていざ出発。 ニュージーランドの高山はだいたいほとんどバリエーションルートなので、てきとうに氷河があるところまでは岩場を登ります。 ベースキャンプを張る場所を見つけて、サミットアプローチに不必要なギアを降ろす。 氷河をトラバースするときにクレバスに落ちないように慎重に、かつ素早く。 傾斜が強いところは足首がねじ曲がったまま歩きます。ふつうに痛いです。 ライアンは「マウンテニアリングとは痛みだ!もう一生やらんと思っても、うちに帰るときには次のプランを立てているものだ。そのとき痛みの記憶は快感に変わっている。」と言っておりました。 氷河のあとは靴をアプローチシューズ(トレランシューズ)に履き替え、ピッケルやアイゼンはその場に残して、サミットまで7割がれ場、3割ロープなしロッククライミング。笑 事前に約束していたカットオフ時間の午後二時半ちょうどに登頂。 快晴、無風、絶景。 ベースキャンプまでまた同じことの繰り返し。 ガードルストーン峰自体が岩のレゴみたいなかんじでできていて、クライミング中は掴まる岩が抜けないか確認しながら慎重に。でも落石が激しいから、かつ素早く。全部ゆるゆるでいつかガードルストーンなくなるんじゃないか… キャンプに戻ってからテン場作り。雪の斜面を並行にするためにピッケルでひたすら掘りました。 シングルベッド?ってぐらいの広さができたときに雹が降り始め、大雨に…。 慌ててテントを張ってギアを放り込む。 寒いし濡れるしテントは十分な広さがなく、二人で苦笑。 結構夜は気まずいほど近かったです。「間違いは起きないはず」と言ってくれるもののライアンは着替えを持ってきてないからと寝袋のなかはすっぽんぽん… その夜は豪雨に。 窮屈だっただけにテントの中はポカポカ。だけど結露が顔に滴り落ちて何度も目が醒める。 翌朝も雨は止まず本峰のタフランギ登頂はキャンセル。 駐車場まで無事に戻って、帰宅。 山に登りはじめて、山小屋で知らないひとたちと同じ屋根の下で夜を過ごしたり、異性の友達と並んで寝たりすることがあまりにも多くなって、初めは混乱したけどいまじゃあたりまえとして受け入れられるようになりました。いや、慣れって怖いなぁ。 追記:ライアンは既婚者です。 大学の友達とタマレイク(Tama Lakes)という湖に行ってきました。
トンガリロ国立公園内にあるグレードウォークのひとつ、トンガリロ・ノーサーン・サーキット上に位置します。 土曜日のお昼頃に出る予定だったのに、友達の都合で結構二時半出発。 そこから約二時間半のドライブで、トレイルの入り口があるファカパパ(Whakapapa)に到着。 靴を新調したみたいで喜んでる友達。 なんか前にもおんなじようなことがあったような……。 午後五時半、てっぺんで日の入り見られるといいねと歩き出します。 しかし悲劇は繰り返されるのでした。相方の靴が合わず悲鳴を上げ始める……。 靴擦れがひどく、歩みも遅い。 これじゃあサンセット間に合わない! タマレイクは二つ湖があって、トレイルのすぐ横にあるのは低い方なので「ローワー(lower)タマレイク」、もう一つはそこから200メートル上昇した峰を歩いたところにある「アッパー(upper)タマレイク」です。 ローワーに着いたときすでに日は地平線に落ちてて、焦る私を横目に友達はのんびり写真を撮っていました。 ようやくてっぺんに到着したころには風も出始め、日は完全に落ちてしまいました。気温もぐんと下がり、だんだん暗くなっていく。 この時点でナイトハイク決定。 前もおんなじようなことがあったなぁ。 ところで、ハイカーの三種の神器はなんでしょう? 私は絶対に ヘッドライト/エマージェンシー(銀)ブランケット/水 です。 水はまじで命。 銀ブランケットはまじで暖かい。 ヘッドライトはまじで役に立つ。 ということで、またもやここで私の神器が光りました。 眠くて眠くて歩いてるのか寝てるのかわからないまま駐車場に帰還。 夜11時。 車中泊。 予定では翌日にルアペフを登頂するつもりが、相方の靴擦れがえぐすぎて辞めに。代わりにフライフィッシングしました。はじめてのフライフィッシングは楽しかったです。 何も釣れなかったけど! おしまい。 ただいまニュージーランド。
戻ってきました。 日本の山は結局2回しか行けず、他は沖縄でひたすらシーカヤックやってました。 もっと山行きたかったし、クライミングも行きたかったなぁ…。 老いてしまうまえに上手くなりたい。 そんな野望を語ってると山に怒られそうです。 久しぶりにルアヒニ山脈に行ってきました。 いつぶりだろうか。 今回は友達の彼氏と二人での山行です。 それは大丈夫なのかって? 大丈夫ということにしておきましょう。 ループなので同じ道を歩かないのがいいですね。 高低差約600メートル。 体力がめっきり落ちていることにショックを受けました。 これはやばい。 汗もボトボト滴り落ちる。 友達の彼氏は汗一滴もかいてない。 折り返し地点で吐き気に襲われました。 たぶん久しぶりなのに飛ばしすぎたのと、軽い脱水症状。 水ちゃんと飲んでたのに足りなかったみたいです。 午後から雨の予定なので、降られる前にそそくさと下山。 二時間半もかからずに終了。 あ、お昼ご飯食べてないやと思いながら車の中で寝てしまいました。 帰宅してご飯を作るけど、昼ごはんというよりも夜ご飯の時間。 あとでジムのクライミング行こうと思ったけど、かなり疲れてて辞めにしました。 これから体力作りに励みます。 今更ですが今年の目標はクライミングで二級を落とすこと、そしてトレランで60キロ走れるようになることです! 1月25日
昨日の蓼科は大当たりで、ちょっと物足りなかったので八ヶ岳の天狗岳に登ることに。 朝6時に宿を出て、またオーナーさんに送ってもらった。 7時すぎに登山開始。駐車場には何台か車がすでに止まってた。ひとりじゃないのはいいこと。 天気図はかなりいい。今日も暑くなりそう。っていっても駐車場の気温はマイナス15度(笑) なにもしてないと指が痛い。 滋賀県からお越しの夫婦と同時刻に歩きだす。 夫婦「静かですねー、どちらからお越しですか?」 わたし「大阪です」 夫婦「ひとり?彼は登らへんの?」 わたし「そー、送ってくれたんですよ。宿のオーナーさんで超やさしいです」 夫婦「彼氏じゃないんや!どんだけ尽くしてくれる彼氏かと思ったわワハハハ」 わたし「ワハハハ。」 おもろ。 朝日が昇り始め、登りはアゲアゲ~! 汗がじわじわ~! 先行者の別の夫婦に追いつき、お先に行かせてもらう。 いちばん前の男性に追いつく。 男性「すっごい勢いで登ってくるから男のヒトかと思った!」 わたし「ワハハハ」 男性「おんなのひとでこんなに速いひと見たことないよ?」 わたし「ワハハハ」 ひとりで登るのも飽きてきたから一緒に歩かせてもらうことに。 リードするよりもフォローのほうが好きだけど、わたしのほうが速かったからリードすることに。 ラッセル部分も「お先にどうぞ」って。おい~。 まあべつに構わんけども。 てっぺんに到着。最後の核心部分の登り、めちゃくちゃ楽しかった。 なんということでしょう、 完全に無風! すばらしい八ヶ岳ブルーを拝めた。 しかし気温はマイナス10度以下。携帯が一瞬でシャットダウンした。 反対側から登ってくる赤いジャケットのおとこのひとが見える。 しばらくして、「あれ?さっきの赤いひといなくね?」と心配モードに突入。 黒百合ヒュッテまで滑落者いないか見渡しながら歩く。 ヒュッテに到着してから赤い人発見!「心配したんですよ!」って勝手なお世話を押し付けられながらも「え、すいません!」って、赤い人いいひとかよ。 あったかい野菜カレーを食べた。ベジタリアン食がちゃんと用意してあってめっちゃうれしかった! いやー、それにしても最高の景色だった。 明日は焼岳に登る予定だったから、拠点を松本に移すためにトオルさんに茅野駅まで送ってもらった。 どんだけ送ってもらうんだってな。 荷物は宿のオーナーさんが駅までもってきてくれた。 お別れを言い、松本へ。 しかし、まだ滞在先決まってない。 しかも大寒波が北からやってくるそうで、山の予定が怪しくなってきたぞ。 駅前にあるカプセルホテル(1500円?)に一泊することに。漫画も読めるし、シャワーもできるし、あったかいし、カプセルやし、言うことなしだった!!! なんだか頭が痛いので明日行かないことにした。疲れだわ。 不安って消耗する。 とりあえず今日も楽しかった。ありがとう! 追記:結局次の日の登山は辞めに。バスが止まるとやばいので次の日の高速バスで大阪に無事帰宅しました。 1月24日
たぶん今年初の登山。 日本で登る初めての本格的な山、しかも厳冬期、しかもソロ。 なんだってー。 とても緊張。 京都から長野の茅野市(ちの市)まで夜行高速バス。全然眠れなかった。不安だった。 バスで一緒だった女性の方がレンタカーをするというので、宿まで送ってもらうことに。 こういうコミュニケーション能力はまじで培ってよかったって心底思う。ヒッチハイクやり~。 宿は「レイクサイドホステル ジル白樺湖」で、朝食付き素泊まりドーミトリールーム(女性用)で3000円。ロケーションは名前のとおり白樺湖の目の前。スキー場がすぐそこで、山も一望できる。 まじさいこー。 オーナーさんがめちゃくちゃ優しくて、次の日は登山の山道の入り口まで送ってくれた。冬であんまりお客さんがいないから~ってニコニコと、いいひとすぎる。 ガソリン代として気持ちだけ、往復500円でいいよ~ってニコニコと。絶対また行きます!! 肝心の蓼科山、最高の天気に恵まれ、最高の登山になった。 雪山初心者にはもってこいのルートだった。 用心しすぎて着込みすぎ、汗が滴り落ちる。冬登山は汗かくことは自爆行為。汗が凍って危ないんだって。 途中山道のど真ん中でベースレイヤーを脱ぎ捨てるはめに。タイツを脱ぐときはパンツ一丁に。だれもいなくてよかった~(笑) 登頂あたりで先行者に出会う。名前を聞いてないから誰か全くわからないのだけれど、山梨県からお越しの女性の方。気さくでふたりでひたすらおしゃべりして下山。 駐車場から宿まで送ってもらった。ありがたや~。めちゃめちゃ楽しい会話ができてよかった。なんだかまたどこかで巡り合いそうな気がしたから、連絡先はあえて交換しないことにした。ふふ。 たぶんこの人気のまるでないブログを見ることはないでしょうけど、もし見てるなら!御礼をもう一度言いたい。ほんとに楽しかったです。ありがとうございました。これからも好きなようにお互い山を楽しみましょう。 |