2月23日、24日 テアラロアの旅から帰ってきてはじめての地元の山に行ってきました。一緒に行ったのは近所のクリスさん、エマ、ルーシー(ガチ初心者)とワシ。クリスは半年のアジア旅行から帰ってきてからははじめての登山で、ルーシーは人生初のお泊り兼本格登山。ワシはそろそろ山の禁断症状が出始めてたので助かった。 一日目まずは峰に着くまでゆるやかな登り。ルーシーがちょっとへばってきてるけど、ゆっくり焦らず。 ハイカーたちの間ではよくジョークとして語られることなんですが、ハイキング初心者はよく「How long more?(あとどれぐらい?)」と尋ねます。そして決まって「Almost there(もうすぐだよ)」と返ってきます。それはスタート地点からゴール手前まで絶対みんなそういいます。そのクソ野郎って初めは思うんですが、慣れてくると今度は自分がそのクソ野郎になる番です。 とりあえずピークまでは無事に来れました。ここからが道無き道を尾根に沿って地図と知識と勘を頼りに目的地のToka Bivy(トカ・ビビー)へ。ビビーとはbivouac(ビボアック)の略称で、山小屋だけど小屋と言えるほど設備は整ってない箱って感じのものです。だいたいハンターたちや遭難中のシェルターとして使われることが多いです。 ほんとによくがんばったルーシー!初めてにしてはかなり過酷な登山になったと思う。よく「遅くて足手まといになってごめん」と謝ってたけど、ほんとうにそんなことない。ここまでよくがんばった。 それからみんなで温かいご飯を作って、お茶を入れて、八時に寝ました。八時は「hiker’s midnight(ハイカーの深夜)」と呼ばれるので寝てもいい時間なんです。 二日目(下山)ワシはやっぱり朝が弱い。何度か目が覚めたけどよく眠れたと思うし、誰よりも早く目が覚めたけど、逆に早すぎて二度寝。次起きたら自分が最後だったってパターンばかり。今回も最後までワシが寝てました。 ささっと朝食を済ませて、パッキングとビビーの掃除をして足取り軽く出発。昨日と打って変わって霧と風が出てきてかなり寒かったです。ルーシーを待つ時間は辛かった。岩場の陰に隠れて風を凌いで待ちました。 でもよかったことに昨日よりは山道といえる山道があったのでサクサク進めました。岩を登ったり降りたり、そういうのがなくてよかった。 昨日登り始めた場所と、今日出てきた場所が違うので、運転できるクリスは昨日の駐車場まで一人で歩いて運転して戻ってくるという作戦。もう50代の彼に歩かせるのは悪いと思っても、ほかに選択肢がなかったんです。 運良くクリスは途中でヒッチハイクを捕まえられたみたい。そしてみんなで無事におうちに帰れましたとさ。
0 Comments
|