とうとう学期休みに。ずっと一緒に山に行きたかったあの人と行ってきました。そう、70歳の私の教授、トレバー。トレバーと初めて会ったのはわしが一年生の時取っていた化学の講義。そのときは講義中にいちいち自分の登った山の写真を挟んでくる面白いおじいさんぐらいにしか思ってなかった。それから山に登るようになって、テアラロアの準備で情報収集しているときにトレバーのことを思い出して、彼の大学のオフィスに会いに行きました。「テアラロアってロングトレイルがあるんですけど、やったことありますか?」ってストレートに聞きました。トレバーは「ないよ。そういうの歩きたがる輩たちがいるみたいだけど、僕にはいまいちわからない。」と言いました。その学期に取っていた講義もトレバーが教えていたのですが、わしはなんとも出来の悪い生徒だったのでてっきり嫌われていると思い、それからは話すこともなくなりました。
夏の長旅から帰ってきてまた大学に戻った時トレバーはいませんでした。退職していました。連絡の取りようがなく、いろんな教授たちにトレバーの連絡先を聞いて回りましたが知っている者はいませんでした。そこで最後に化学の事務オフィスに行きトレバーに連絡してもらえないか伝えました。それから数週間待っても彼からの音沙汰はなく、やっぱり嫌われているからしょうがないと思っていました。そんなときにばったり大学の図書館でトレバーと出会い、オフィスから送られてきたメールに書かれていた私のメールアドレスがタイプミスで私に返信できなかったということでした。彼の手には私宛の手紙が握られていました。だれかまだ私を受け持ってる化学の教授だれかに託すつもりだったらしいです。そのためにわざわざまた大学にきてくれたのです。とっても嬉しかった… トレバーは私のことを"My hero"と呼びました。トレイルの話を聞きたいとランチにも誘ってくれました。 それからしばらく経って、私からトレバーに山に一緒に行かないか誘いました。で、この山行です。トレバーは「クレージートランパー(頭おかしい登山家)」と大学で有名です。それもそのはず、60歳、70歳の誕生日に北島の最高峰トップ3に24時間で登頂するという偉業を成し遂げています。トレバーと一緒に山に行くと言うと、みんなギョッとした顔をしました。リアクションの対応も面倒くさくなってきたので、トレバーと行くときはこれからはだれにも言わないでおこうと思います。 トレバーは強靭でした。私がストップをかけないといけなかったぐらいです。水も取らない、昼食も取らない、超スピードハイク狂でした。こんな70歳、かっこよすぎる。彼は私にとっての“My dream”です。
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こんにちはー!お久しぶりです!
今週からなんと!大学が!お休みですー!それは!もう学期末試験が来週から始まるからです!ンギャッ! ということでですね、かれこれ二週間も山に行けていなかったワシは我慢ならずにひとりで自転車を漕いで山に行ってきました。生き返った。正直、亡霊化してたし、たぶんワシの体は半透明だったはず。 今回はスレッジ・トラックというところに行ってきました。この辺で一番お手軽にアクセスできる登山ですね。レベルは下の下です。ワシは車を持っていないので(運転の仕方もわからないっす)自分の脚を使って!行ってきました!道路が途中から砂利道になるということで自分のレーサー自転車では可哀そうなので、友達のマウンテンバイクを借りなくちゃいけなくて朝早起きしました。エマによるとだいたい片道40分ほどだと。 しかしだな、お借りした自転車が重いのなんの!!脚がちぎれるかと思いましたのなんの!しかもタイヤがぺちゃんこなこと!4キロほど引き返して空気を入れてもらうために自転車屋さんに行きました。がしかし、開店は10時だと!まだ8時半でっせ。しょうがない、この重機みたいな自転車で行くしかない。と覚悟を決めたときに閃いた。そうだ、ガソリンスタンドの車用の空気入れがあるじゃないか!カンカンにタイヤが張ったところでようやくレッツゴー! まずはいつもの大学への道をせっせと漕ぎ、そこから長い登り。余裕かましてたら死にました。マウンテンバイクまじでなめたらアカン。クッソ重い。 お天気はまずまずですわ。ワシは虹ハンターなのですが、ただ虹見つけるのが得意ってだけなんですが、今日も開始早々見つけました。写真のど真ん中あたりにちょろっとみえますでしょ。 さあ、まだまだ行きますよ。
牛の移動に阻まれながらスレッジトラックを目指します。 — Wako (@w4k0t0) June 7, 2018 ほい!虹きた~! ここまで虹よく見るとなんか怖くなってくる。
からのパーフェクトレインボーきました。端から端まで見えた、すぐそこ。道のど真ん中で写真撮ってたら後ろから車に轢かれかけました。危ない危ない。
なんだか雨もポツポツ、風もヒューヒュー、だんだんさむーくなってきました。約二時間格闘のうえ、ようやく到着!なにが40分やねん、しばくぞ。 ここは二年ほどまえにエマとシルビアという友達の三人で初回で来たことがあるんですが、そのときからこの駐車場のニワトリ門番はすでにおりました。ここはマウンテンバイクのルートもたくさんあって人気です。ワシはマウンテンバイクでここまでやってきて、鍵をかけて、歩きにいくのでした。滑稽だわ。 地図を見てルートを決めます。オレンジのラインがスレッジトラックで、ループを歩きたいのでテ・アラロアの一部のバックトラックへ周ろうと思います。いやー、いつでもどこ行ってもテ・アラロアだわ。もう抜け出せない! 今日はカメラを持ってきたのでいい写真を撮りました~。お楽しみあれ。いつもと少し違った色合いで編集してみました。 吊り橋を渡りスレッジトラックから逸れて地図の赤のラインのルートを行く。風が強い。木がぐわーんぐわーんってなってる。
それでこの開けた、植林の地に舞い降りました。途中でマウンテンバイクの人たちとルートを共有しなくてはならない部分があるので気を付けて、轢かれないように。 雨というか五月雨というのかな?霧と雨の間って感じの濡れたものが降り出してきました。こういう景色も嫌いじゃないけど、迷わないか不安にさせる。 森に戻りました。12時半すぎに駐車場に到着。一時間半から二時間のらくちんコース、いい気分転換になりました。そしてワシはこれからまた怒涛の自転車漕ぎ。雨も雨っぽくなってきたのでカメラはカバンでおねんね。 必死で漕いで、50分で友達のうちに着きました。しんどかったー!それから自分のレーサーと交換して、そうやくおうちに帰りました。温かいシャワーを浴びて温まってすっきり。遅めのおひるごはんを食べて、勉強開始。今日の走行距離約45キロ、歩行距離11キロ。半日あればできるいいコースなのでまたやろうと思います。 |